妻からの承認ではダメなのか?──“男”として求められることの難しさ

裏ログ日記

■ はじめに

「男として求められたい、認めらたい」という承認欲。
じゃあ、それは妻から得られれば解決するんじゃないのか?
──そう考えたことは、正直何度だってある。

家庭は円満で、妻との関係も悪くない。
でも、それでも“男としての承認”を妻から得るのは、想像以上に難しい。


■ 家族としての承認はある

僕は夫として、父として、家庭の中では確かに認められている。
子どものために動く姿勢は評価されているし、妻からも家族の中の夫・父として認められている。

けれど、それはあくまで 「家族としての承認」
家の中で「ありがとう」と言われても、そこに“男として求められている”感覚はない。


■ 妻からの承認が難しい理由

  1. 生活の共同体になっているから
    長年一緒に暮らすうちに、関係は「家族」「仲間」としての色が強くなる。
    ドキドキや性的な承認は後ろに下がっていく。
  2. 子ども中心の生活
    子育てを優先する中で、どうしても「夫婦」より「親」としての関わりが増える。
  3. セックスレスの壁
    性的な関係が減ると、「男として見られている感覚」がますます遠ざかる。

■ セックスレス解消への努力とうまくいかなかった現実

実際にセックスレスを解消しようと、僕なりに色々と努力してきた。

  • コミュニケーションを増やそうとした
  • デートの機会を作ろうとした
  • 雰囲気作りを工夫してみようとした

でも、結果は思うようにいかなかった。
「夫婦仲が悪いわけじゃない」のに、性的な関係だけが戻らない。
努力をしても変わらない現実は、むしろ「やっぱり俺は男として求められていないんだ」という気持ちを強めてしまった。


■ 家族の承認と、男としての承認は別物

妻にとっては「良き夫」「頼れる父」という承認で十分なのかもしれない。
でも僕にとっては、それだけでは足りなかった。

「男として求められる」という承認は、家族からの承認とは根本的に性質が違う。
それを妻に求めすぎること自体が、無理なことなのかもしれない。


■ 倫理的な葛藤

もちろん「妻から得られないなら外に求めよう」と単純に割り切れる話ではない。
家庭を大事にしたい気持ちと、男として求められたい気持ち。
この矛盾が、いつも頭の中に渦巻いている。

「妻でダメなら他で」という発想は、倫理的にグレーだ。
それでも心のどこかで「承認欲を満たしたい」という欲求が消えないのも事実。


■ おわりに

妻からの承認だけで満たされれば、それが一番幸せな形なのだろう。
でも現実は、家族としての承認と“男としての承認”は別物だった。

このギャップに悩み続けているのは、きっと僕だけではないはず。
次回は、この葛藤を抱えながら「じゃあどうすればいいのか?」

僕が考え始めたことについて書いていきたい。

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