セックスレスの「不満」の正体を掘り下げる
長年、妻との関係に大きな不満はなかったし、お互いに満足していると思う。
(妻に直接満足度を聞いたわけではないが…)
子供たちも明るく元気で、ケンカもするけど、普通にある仲の良い家族だ。
ただ、それでも僕自身は心のどこかで「何かが足りない」と感じる日々。
それは「セックスがない」ことに起因していると思っていた。
でも、ただ性欲を持て余しているわけでもなかった。
「欲求不満」=性欲ではなかった?
よくよく考えると、自慰で済ませることはできていた。
でも、それでは満たされない。
ムラムラが収まらない、というより「虚しさ」が残る。
「誰かに男として認められたい」「誰かを気持ちよくしたい」
その根底にあるのは――
「男として自信溢れる自分でいたい」という承認の欲だった。
「性欲」の裏に潜んでいたもの
気づいた。
自分が欲しかったのは、ただの快楽ではなく、
「自分の存在を逞しい男として認めてもらうこと」だった。
・女性から無条件に男として求められること
・逞しい、自信溢れる男として認められること
そういった「男としての自信、自己肯定感」を取り戻したかったのだと思う。
じゃあ、どうしたらいい?
家庭を壊したいわけじゃない。
浮気願望があるわけでもない。
でも、この虚しさをずっと抱えたまま生きていくのは、
それこそ「自分を殺して生きる」ことになってしまう。
自分には無理だと気づいた。
5年という長い期間、このモヤモヤとした苦悩を抱えてた結果として――
だから、自分自身と向き合いながら、
絶対に誰にも迷惑をかけずに、”承認欲”を満たせる方法を探すことにした。
――そして、その先に「ある出会い」が待っていた。