仲は良い。でも“男女”じゃない。家族なんだ。
妻との関係は、決して悪くない。
一緒に家事をこなして、子どものことを話し合って、笑い合ったりケンカしたり。
なんだかんだで、うまくやっている“家族”だ。
けれど、ふとした夜。
静かなリビングでひとり、こんな問いが頭に浮かぶ。
「…なんで俺、抱けなくなったんだろう?」
もう長いこと、妻に“そういう目”を向けることから避けている自分に気づく。
「母になった彼女」を、ひとりの女性として見られない
妻を女性として見られなくなったのは、いつからだろう。
出会った頃、付き合っていた頃。
普通にキスしたり、抱き合っていたのに。
今の彼女は、完全に「子供たちの母親」として自分の中に存在している。
子どもたちにとっては大切な存在。
家庭にとっては頼れるパートナー。
でも、男と女としての関係は──
気がつけば、遠い昔のことになっていた。
「親密さ」が、逆に性を遠ざけることもある
信頼している。感謝している。好きでもある。
それなのに、抱けない。
「今さらどうしたらいいか分からない」
「向こうもそういう気持ちはなさそうだ」
「この空気の中で、“誘う”とか無理だろう…」
そんな言い訳が、次々に頭をよぎる。
もしかすると、家族としての信頼や安心があるからこそ、
“性欲”というスイッチを押すのが難しくなるのかもしれない。
親密さと欲望は、似ているようでいて別物なのだ。
「家族になったから抱けない」は、仕方ないことなのか?
それでも、心の奥底では知っている。
自分の性欲は、まだちゃんと残っているということを。
セックスに対して興味がなくなったわけじゃない。
ただ、向ける矛先を見失っているだけ──
「もう一度、男になって、自信を
すぐに答えは出ないけれど、
僕はそれを探し続けたい。
このブログでは、そんな“セカンド童貞”な自分の視点で、
リアルな悩みや思いを綴っていこうと思っている。
同じような気持ちを抱えている人がいたら──
ぜひ、一緒にこの問いについて、考えてみませんか?