前回までのおさらい:承認欲を得るための方法を探す
これまで、僕は「異性から承認を得る」というテーマについて考え続けてきた。
承認を得るには、まずは異性との出会いがなければならない。
結婚する前は仕事でのつながり、飲み会など、自然と異性との出会いの場もあった。
だが40代既婚となった今、それらは現実的ではない。
もし一線を越えてしまえば、家族や周囲に知られるリスクは計り知れない。
だからこそ、リアルの場での出会いは、もう選択肢としては難しいと自覚している。
何度も言うが、あくまで「家族・家庭は大事で、絶対に守りたい」というポリシーの中で、
どうやって「秘密で安全を確保しつつ、異性からの承認を得る」のかが至上命題である。
現実的な選択肢に絞り込む
そうした背景から、僕の意識は「オンラインの場」へと移っていった。
インターネットを介せば、匿名性もあり、生活圏と切り離すことができる。
現実世界の家族と自分を守りながら、もう一人の自分を表現できる場所。
ただしSNSは、普段から発信や交流をしていない僕にとってはハードルが高かった。
アカウントを作っても、どう振る舞えばいいのか分からない。
だから「最初の一歩」としては難しいように感じた。
マッチングアプリという選択肢
一方で、若い世代には出会いのインフラになっている「マッチングアプリ」はどうだろうか。
独身者向けのイメージが強かったが、最近は既婚者専用のものもあるという。
そう聞くと、登録してみるくらいならハードルは低い気もする。
気軽さがある一方で、僕の周りにも多くのユーザーがいる。
「もしかすると身バレしてしまうのでは?」という不安が残る。
あと「異性からの承認を得る」までの行程に時間がかかるような気がした。
率直に言えば、セックスまでの道のりが長いような気がしたのだ。
だから現時点では「試しに触れてみるのもありかもしれない」という程度の感覚にとどまっている。
出会い系サイトに目が向いた理由
そして、最も現実的だと思えたのが「出会い系サイト」だった。
匿名性が高く、利用者層も幅広そうなため、40代であっても受け入れられそうである。
既婚者であろうとなかろうと、利用目的としては特に関係なさそうな気がした。
また、そういう行為を目的としている傾向が強いようにと感じられた。
僕が求めている「異性からの承認」を得るための手段としては、今のところ一番しっくりきている。
もちろん、不安がないわけではない。むしろ不安しかないが、とにかく前に進んでみよう。
「どんな世界なのか」「危険はないのか」「自分に合うのか」──。
だからこそ、次回は僕がなぜ「ちょっと覗いてみよう」と思ったのか、そのリアルな心境を語りたい。