出会い系なんて…そんな考えだった
前回の記事で、僕が「出会い系サイト」に目を向けた経緯を書いた。
匿名性があり、利用者層も幅広く、自分のような40代既婚でも受け入れられそうだと感じたからだ。
ただ、冷静に考えると不安しかなかった。
今回は、そんな中でも僕が「ちょっと覗いてみよう」と思えた、その心境を振り返ってみたい。
不安の数々
まず、何より最初に頭をよぎったのは「リスク」だった。
- 既婚者として登録して大丈夫なのか?
- 個人情報やメールアドレスが流出しないか?
- サクラや業者に騙されないか?
- そして、万が一バレたら──。
どれも現実的に起こりうるリスクで、むしろ“不安しかない”というのが正直な気持ちだった。
スマホの画面を見ながら、「やっぱりやめようかな」と思ったことも何度もあった。
それでも一歩踏み出そうと思った理由
それでも「動いてみよう」と思えたのには理由がある。
これまで、セックスレスを解消するために色々と試してきた。
話し合いもしたし、雰囲気作りを意識したこともあった。
でも、結果は変わらなかった。
そのときに気づいた。
「妻との関係改善だけでは埋められない欲求がある」──と。
僕が欲しいのは「異性として求められる感覚」。
それを得られないがため、自信が徐々に消失し、実生活にまで影響が出ていると感じた。
人生は一度きり、自分で納得のいく人生を生きたいと切実に思った。
妻からでは得られないその承認を、他で埋めるしかないと感じた。
僕の中での“小さな開き直り”
もちろん、不安がゼロになることはない。
だけど、何もしなければ何も変わらない。
「登録してみるだけならいい」
「どんな世界なのか覗いてみるだけならリスクは少ない」
そう思った瞬間、少しだけ気持ちが軽くなった。
大きな決断ではないけれど、僕の中では大きな一歩だった。
もし結果として悪い方向に進んだとしても、何もしないままよりはマシだ。
“小さな開き直り”が僕の足を少しだけ前に進めた。
次回へのつなぎ
次回は、僕が実際に「最初にどんな出会い系を見てみたのか」、そして「登録する際に気をつけようと考えたこと」について書いていこうと思う。